平成20年12月号(通算42号)
『審判』
 裁判員制度が話題になっていますが、公平無私であることが絶対条件の剣道の審判員と共通点がありますね。一度のミスが剣道を嫌いにしたり、時には人生も変えてしまうこともあるかもしれませんから。でも怖がっていては上手くなりません。もし審判をお願いされたら、なるべく引き受ける様にして下さい。1回でも多く経験すること。審判講習会に出ること。『審判をさせて頂く』という気持ちを常に忘れない様に、選手に感謝しながら経験を積んでいって下さい。普段から、試合を見ながら心の中で旗を上げることも大切です。きっとあなたの剣道の上達にもつながりますよ。がんばりましょう。

平成20年11月号(通算41号)
『無くて七癖』その3
 平日にもかかわらずいつも大勢の先生方がうちの会に来てくれています。ありがたいことですね。せっかくお出でいただけるのですから、ぜひ色々な先生に順にお願いして下さい。厳しい先生、打たせてくれない先生を敬遠して好きな先生だけ、いつも同じような人とだけ稽古をしていませんか。上から順に稽古をお願いするのが大原則ですが、もし相手を選ぶなら、なるべくやりにくい人、苦手な人を選びましょう。いつも打たれてしまう人や、なんだかさっぱり調子の出ない打てない人こそお願いすべき本当の稽古相手なのです。まず、格上の人にかかる癖を付けて下さい。1本1本の真剣な稽古が必ずやあなたを成長させてくれるはず です。ご健闘をお祈りします。

平成20年10月号(通算40号)
『無くて七癖』その2
 稽古の時、どんな服装で臨んでいますか。いつもの場所いつもの人たちだからと思って、つい擦り切れた稽古着やひだの取れた袴をはいていませんか。服装は気持ちとなってそのまま剣道に表れます。
 先日の朝霞市剣道薙刀大会は皆一生懸命自分の役割を果たしておられましたね。一日楽しませてもらいました。欲を言えば表彰式の時、せめて表彰される人だけでも胴と垂れを付けていてもらいたかったです。表彰を受けない人たちも、色々事情はあるのでしょうが、閉会式は開会式と同じ服装が望ましいと思います。皆さんはどう思われますか。

平成20年9月号(通算39号)
『無くて七癖』
 何度も稽古をする内に無意識についてしまった悪い癖は、剣道の上達を妨げるので少しでも早く気付いて直さなければなりません。 悪い癖に気付くためには人の稽古や試合を多く見たり本を読んだり、人と剣道の話をする等の方法がありますが、先生や仲間から教えてもらうこともできます。互角稽古や試合の時もし打たれたら、その相手は自分の弱点や癖を教えてくれた大切な先生なのです。
 悪い癖が付きにくい剣道を早く自分のものにしましょう。それには基本を大事にすることです。

平成20年8月号(通算38号)
『ここ一番の時』
  厳しい暑さの中、合宿でがんばっているところを見せてもらいました。初日のせいか、緊張も手伝って大変そうでしたね。先日野球解説者が「振込み、打ち込み、走り込み、という3つの『込み』がキャンプで出来ていると、シーズン中けがもなく良い成績が残せる」と言っていましたが、基本が大切なことは剣道も同じだなぁと思いました。暑い時や苦しい時に頑張れるのは、日頃から基本稽古を十分して、正確でしっかりとした打ちができる人だけなのです。基本の稽古は地味ですが、たくさんやっておけば今回の合宿や錬成大会など『ここ一番』の時に楽に実力を発揮することができるのです。後で楽をするために今の内にたくさん基本の稽古をしましょう。

平成20年7月号(通算37号)
『大人の礼儀』
 礼儀作法というと子供達だけのことの様に思われがちですが、今回は大人について考えてみましょう。今さら、と思われるかも知れませんが道場への出入りの礼はできれば声を出してあいさつをしたいですね。できるだけ遅刻をしないこと、なるべく早く面をつける、途中で休まないように努力すること、上座の上席の先生から稽古をお願いすること、一生懸命稽古をしていればこそ気をつけたい大切な礼儀作法です。ささいな事かも知れませんが、大人の行動を子供達は見ています。特に出稽古の時はひとり1人が錬成会の代表なのです。たまたま出稽古に行ったあなたの行動が『錬成会の人』の日頃の行動だと思われてしまいます。整列のときは、その会の人よりも後に並ぶように心掛けましょう。

平成20年6月号(通算36号)
『無形の財産』
 技や剣道形など、形のあるものを教える時には、やってみせたり違っている所を直すことによって徐々に正しいものにしていくことができます。しかし形のないものを子供達に教える事は難しいですね。私達の会が目指すのは稽古を通じて『無形の財産を子供に持たせる事』なのです。相手を思い遣る、先生や先輩を敬う、教え学び合う師弟同行の心など、すべて無形のものですが、これなくしては品格ある剣道とは言えません。
 発足四年目の今は地固めの時と言えるでしょう。どうか皆さん形のあるものとないものの両方の修錬を目指して、稽古に励んで下さい。

平成20年5月号(通算35号)
『初心』
 剣道を始めた頃の事を覚えていますか。意気込みや謙虚さや、新しいことへの興味など初々しい気持ちがたくさんあったことと思います。左手が大切なこと、左足の使い方、正確で大きな切返し、基本打ち等もしっかり習ってこられたでしょう。今はどうですか。気持ちも稽古も慣れてしまっていつも同じ調子で互角稽古ばかりしていませんか。でももっと上手く強くなりたいですよね。それには常に初心に帰る事をお勧めします。剣道で大切な事は実は一番初めに習った基本なのです。『初心忘れるべからず』といいます。

平成20年4月号(通算34号)
『四年目を迎えて』
 二中双武館をお借りして錬成会が始まって丸三年たちました。会員の皆さんの活動、ご指導頂いている先生方のおかげで、この地域でも少しずつ名前が知られる様になってきたことをうれしく思います。剣道は毎日毎日の小さな努力の積み重ねです。皆さんは素振りやランニングなどをされているでしょうが、仲間と一緒にがんばる月・水・金の週三回は貴重な時間です。本年度は盆休みと年末年始の合計五回の休みの他は年間百五十回稽古ができます。ぜひ一回でも多くご参加下さい。

平成20年3月号(通算33号)
『一眼二足三胆四力』いちがにそくさんたんしりき
一眼…目の付けどころの事です。体全体を見ましょう。相手の心の動きも見る様に努めて下さい。最近目力(めぢから)という言葉がはやりましたが、皆さんの目には気力が充実していますか。
二足…足さばきの事です。技の元は足ですから、手先で打たないように足を使った体さばきをしましょう。「足で打て腰で打て」といいますね
三胆…胆は度胸。ものに動ぜぬ胆力と決断力であり、気持ちが不動であるという意味もあります。
四力…体力も要りますがここでは技術力、思い切った技です。昔の偉い先生方が技術を最後にもって来られた意味をよく考え、日頃の稽古に活かしましょう。

平成20年2月号(通算32号)
『さむらい』
 少年少女剣士の皆さん、寒い中がんばっていますか。寒い時暑いときにがんばるのが稽古ですね。剣士の『士』は「さむらい」という字ですが、学問を修めた立派な人という意味もあります。稽古でがんばる勇気と耐える力を養って下さい。元に立つ先生方は、剣道の作法を修練して錬士教士や段位を頂いている訳ですから、技や技術だけではない無形のものを子供達に伝える努力をして下さい。そのためには講習会や上部団体の稽古に積極的に参加すること等、自分自身を磨く地道な努力が必要だと思います。大変ですががんばりましょう。

平成20年1月号(通算31号)
『年の初めに』
 小学生の皆さん、今年の目標は決まりましたか。世の中には稽古が終わってからもランニングや素振り等、自分で課題を決めてがんばっている子供が大勢います。この位でいいやと思っていると今以上に強くはなれません。『稽古で泣いて試合で笑う』という言葉を贈ります。
 大人の皆さんは年頭にふさわしく気位の高い剣道を目指しましょう。『気位とは、鍛錬を積み重ねたことによって得られた自信から生まれる威力、威風のことである。』と、講習会資料にもあります。時々資料や本を読み返してみましょう。

朝霞剣道錬成会は朝霞市剣道連盟所属団体です